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フィリピン ドゥテルテ政権下で殺害された弁護士や判事は61名だが有罪判決を受けた犯人は0名。。。 [事件・事故]








フィリピンでの昨日(3/10)の新型コロナウィルス感染者は2,886名でした。

感染者数:603,308名
回復者数:546,293名
死亡者数:12,545名

新規感染者は2日連続、2千名台となりました。現状、部分的なロックダウンの効果が出ることを祈るしかないですかね。。。

過去14日間の感染者数

1位 ケソン市:2,649名
2位 パサイ市:2,324名
3位 マニラ市:2,158名
4位 セブ市:2,129名
5位 カビテ:1,374名

4日連続ケソン市がトップとなりました。セブ市は4位に下がりましたが、メトロマニラの感染者が急増していますね。。




Free Legal Assistance Groupは昨日(3/10)にドゥテルテ大統領が就任してからこれまで、弁護士や判事が61名も殺害されたことを発表しました。

20170220-free-legal-assistance-group.jpg

2016年7月から2021年1月までの間に殺害された61名の内、43%、26名は仕事関連によって殺害されたとされています。

殺害動機に関しては、15名は麻薬関連に関わっていたようで、使用したり販売していたため殺害され、27名は個人的な問題、借金や強盗の被害に遇ってしまった方のようです。

残りの動機は不明とされていますが、法律関係者も麻薬に関しては深く関わってしまっているようですね。

犯人に関しては、全体の73%が一人の容疑者も逮捕できていない状況とのことで、警察の捜査能力が批判されています。

容疑者が逮捕されたのは13件のみで、そのうち9件のみが立件に向けて手続きを進めているとのことで、いまだ有罪になったケースはないようです。。。

48件が二人乗りのバイクによる襲撃で殺害されており、殺し屋を雇っての犯行がほとんどのようです。

いくつかのケースでは警察官が容疑者となったケースもあり、逮捕された警官が法務省の指示で釈放されたケースもあったと批判しています。

ドゥテルテ大統領は自分に批判的な態度をとる人に対しては厳しい処置をとるので、ある程度影響しているかもしれませんね。

麻薬との戦争でも人権関連に関しての批判はまったく気にしていないようなので、政権が変わるまではこの状況が続くかもしれませんね。。。


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