フィリピン 新型コロナウィルスの経済的打撃回復には2年かかる？？

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フィリピンでの昨日(7/23)の新型コロナウィルス感染者は2,200名です。
内分けとして

フレッシュケースが1,314名（結果発表日より3日以内に検査実施）
レイトケースが886名（結果発表日より4日以上前に検査実施）

感染者数：74,390名
回復者数：23,623名
死亡者数：1,843名

再び2千名を超えてしまいましたね。。。このままのペースですと7月末までに8万5千名超えは
ほぼ確定ですかね。。。劇的に感染者数が減ることを祈ります。。

新規感染者を地域別でみると、

メトロマニラ：1,546名
セブ：246名
ラグーナ：83名
リザール：61名
カビテ：48名

感染が爆発しているメトロマニラを何とかしないといけない状況ですが、現在ハードロックダウンを行っているナボタス市ではかなりの違反者が出ており、難しい状況のようです。

フィリピン政府は、フィリピン人の海外旅行を解禁予定でしたが、方針を転換して引き続き禁止することを発表しました。

理由として、条件の1つとして挙げていた、海外旅行保険を受けてくれる会社が1社しかなかったとのことで、1社では十分な補償を確保できず他社が見つかるまで保留とのことです。

感染者が増えている現状では、無理に解禁する必要もないかとは思うので、これはこれでよかったのではないでしょうか。。

ただフィリピン経済に与えている影響は非常に大きく、アジア開発銀行によると、経済的に回復するのには2年はかかるという見通しのようです。



特にメトロマニラは、今年初頭にタール火山の噴火があり、そのまま新型コロナウィルスの影響で経済的にはかなりの影響を受けています。

アジア開発銀行の調査では下記の失業率を予想しているとのことです。
2020年4月　17.7％
2020年6月　22.0％
2021年　10％
2022年　コロナ以前の数値（5％前後）

8月からMECQに規制が引き上げられた場合は、さらに失業者が増えてしまうかと思います。

フィリピン政府はアジア開発銀行から、今年は昨年の約2倍、約42億USドルを借り受け、コロナ対策などに充てる予定ですので、うまく活用してほしいですね！！


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